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著作 (金融政策と為替)

ERC著作。

先進国における中央銀行の金融政策と外為市場の相関性を解説した基本書。

ERCブログ

1月FOMC議事録発表前  -能動的に判断できないFRB-


ゴールド価格は先日から軟化してんだけど、当然の帰結。先日からの値下がりを1月PPI(生産者物価指数)がゴールド軟化を正当化してみせた。これは退屈で眠たい市場の中で、ちょっとしたサプライズ。Tノート利回りは下落。


ヘッドラインインフレが落ち込む事に関しては昨年から触れていた つもりではあるが、1月総合PPIは前月比-0.8%、前年比0.0%にズドンと落ち込んだ。これは当然ながら後日発表の1月(総合)CPIに波及する。


深夜の1月(FOMC)議事録では「低インフレの中において、利上げに前向きなニュアンスがどれほど色濃く反映されているか」、が注目されているようだが、発表前で恐縮ではあるものの、今回の結果で(短期的値動きは別として)1月議事録は中期的、実質的にほぼ役に立たないと個人的に解釈する。第一、1月FOMCは「国際情勢」に配慮しており総合的に判断しても「ゼロ金利継続、若しくは利上げ後退」だといえるだろう、どちらにしても1月議事録は過去の会合の内容になる。端的にいえば、米国のインフレは想像以上に弱すぎる。1月のインフレ指標の数々は前傾姿勢の市場やFRBへ釘を刺す事になるだろう。


さきほど発表された1月の設備稼働率は79.4%と前月から横ばい水準、個人的見解になるが85%を突くような大きな内容でも出てこない限り、FRB高官は利上げに関し自信を持てないのではないか。80%の水準が継続するようであれば、賃金上昇率に関しても大きな前進は見られないように思える。そのような中、「空気」(市場期待?)によって無理に利上げすればその後に待っているのはトリシェECB同様、利下げ の可能性だって出てくる。あの時だって当ブログでは「利上げのち利下げ」を想定していたつもりだ。


ただ、イエレンは当時のトリシェと違い、任期はまだ長い。慎重に事を進めるはず。6月に利上げするならば3月には時間軸(忍耐強く)の解除。普通に考えてそれは無理。6月に時間軸を解除すれば利上げは9月。繰り返しになるが、原油市場が国際金融をリードしている。すべては原油次第。彼女は圧力に屈するだろうか?



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