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■ eリサーチ&インベストメント

 

・業務内容レポート発行・セミナーなどの実施

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著作 (金融政策と為替)

2019年3月4日発売。

eリサーチ&インベストメント著作。(画像リンク)

 先進国における中央銀行の金融政策と外為市場の相関性を解説した基本書。

ECBのPSPPがもたらすFRBの不幸

ドラギの無茶ぶりはFRBに災いをもたらしている。


以前にも言ったけど欧州勢のTノート買い意欲は今後も高まるように思えて仕方がない。FRBは利上げをいつするか、という問題を当然ながら抱え込んでいるものの、実体経済にとっては長期金利をいかに引き締めるか、グリーンスパンの時も謎と称されたが、今回も05年の再現となりそうな気配が俄然高まっている。さいきん関心があるのはそこくらいですかね。「米国経済は好調だから利上げ」、なんて言っている論調を目にすると寒くて仕方がない。時期が後ずれするほど織り込まれる。問題は長期金利。


FRBは利上げ後の長期金利のコントロールをどうするか、実質上大変な難題に直面していて、一旦消滅した売り切りの可能性を帯びている。目の前の株式や為替マーケットには無関係のように思う人がほとんどかも知れないが、当局には為す術なく、経済をコントロールできない懸念が生じている。利上げをアグレッシブに敢行しても長期金利は寝たままかも知れない。つまり、為替市場には当然影響が及ぶが、(利上げをしても)実体経済の緩和状態が続くといったもの。ドラギECBの無茶ぶりはそれを助長しているよに見える。