本日は巷でいわれる「日銀のマイナス金利」について号外を発行しています。
レポートタイトルは『想定可能であった日銀の空砲』です。
量的緩和政策であれ、マイナス金利適用政策であれ、円安株高が一過性に終わるのは火を見るよりも明らかでした。言ってしまえば、プラスでもマイナスでも構わないのですが、日銀が国債金利を引き下げたとしても、米国の金利状況が圧倒的影響力を持つ中では、何をやっても無駄、という事になります。
ちなみに、円安誘導するためのアプローチとして考えれば、量的緩和政策とマイナス金利適用政策に違いはありません。前回記事では、日銀による追加政策実施が実現しても円安株高は一時的なものに終わる、という事に触れていましたが、そのような確実な背景が、今、国際金融市場を包んでいます。
少なくとも、今回のタイミングはそういうタイミングでした。正確な論理は2月4日発行のレポートにて言及させて頂いています。